下松市望町に建つモデルハウス“風と陽に開く家” はパッシブデザインを取り入れつつ、多様化するライフスタイルに対応しながら、長く快適に住み続けられる住宅です。パッシブデザインとは風や太陽などの自然エネルギーを建物に取り入れ、エアコンや電気などの機械に頼りすぎない省エネルギーな住宅設計のことです。“風と陽に開く家”は環境問題や電気代の高騰に対応しながら、家族の成長とともに家の使い方を柔軟に変えていけます。
所在地: | 山口県下松市望町 |
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敷地面積: | 201.44 ㎡(60.93 坪) |
建築面積: | 72.87 ㎡(22.04 坪) |
1階床面積: | 69.56 ㎡(21.04 坪) |
2階床面積: | 24.01 ㎡(7.26 坪) |
延床面積: | 93.57 ㎡(28.30 坪) |
UA値: | 0.35W/ ㎡・K |
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C値: | 0.15 ㎠ / ㎡ |
耐震等級3: | (許容応力度計算による) |
耐風等級2: | (許容応力度計算による) |
ライフスタイルからの発想
近年、共働き世帯やコロナ禍でのリモートワークの増加により、家での過ごし方はより多様化しています。さらには家族の人数や家での過ごし方など、家庭ごとに異なるスタイルに家は柔軟に対応していかなくてはなりません。
“風と陽に開く家”は、「多様化するライフスタイルに対応できる家」をコンセプトに設計しました。
寝室は夜間勤務のあるご家庭も想定し、パブリックゾーンであるLDKを介さずにトイレ・洗面などの水まわりや、クローゼットにアクセスできる計画としました。また、寝室からFCLへの動線は来客時にも気にせず身支度ができるよう配慮しました。
現在の家族構成から変化し、将来家族が増えることもあるでしょう。そんな時にも家族の暮らしに対応できるように、あらかじめ計画しておくことが求められます。“風と陽に開く家” では、2階の子ども室は、現在フリースペースとなっていますが、家族構成の変化やお子様の成長に合わせて仕切り、個室として利用することが可能です。また、寝室を1階に計画したことで、将来は1階だけで生活が完結し、平屋感覚で暮らすことができます。
“風と陽に開く家”は、寝室やフリースペース(将来子ども部屋)を必要十分な広さでコンパクトにし、ゆとりを持たせた開放的なLDKに自然と家族が集まってきます。キッチンで作業をしているときにも周りを見渡せば家族の存在を感じられる、そんな空間を計画しました。LDKと大きな開口で繋がるウッドデッキのある庭は、子どもたちの遊ぶ姿が目に届き、屋内・外の良好なアクセスでBBQも楽しめます。“風と陽に開く家”はLDKを中心とする家族のつながりのある暮らしをかたちにしました。
家のかたちにライフスタイルを合わせるのではなく、ライフスタイルに合った家に暮らす。生活するうえで家の中の少しの違和感はストレスへとつながっていきます。私たちアトリエアンデパールは、長く過ごす家だからこそ、より快適でストレスフリーな「早く帰りたくなる」そんな住空間を創造します。
周辺環境に配慮した外観デザイン
正面から見ても上空から見てもL字型の建物デザイン。L字に囲まれた庭やLDKは解放感を感じながらも外からの視線を気にせず過ごすことができます。道路に面した北東側(建物正面)は窓が少なく、道路や対面する家からの視線を遮ります。外壁はアースカラーであるベージュ色を基調とし、周辺環境になじみ主張しすぎない外観に。また、外壁の一部に板張りを採用し、外観にアクセントを加えるとともに玄関周りに奥行を感じさせます。
LDKが開く南東側には連続した大きな掃き出し窓を設け、
LDK や庭のプライバシーに配慮しつつ陽の光を存分に取り入れることを可能にしました。
パッシブデザイン
“風と陽に開く家”は、その名の通り風と陽を存分に取り入れるパッシブデザイン住宅です。これを可能にするためにこの地域の特色や土地環境を読み解きました。
この地域では1年を通して起床時も就寝時も東北東~東から風が吹く頻度が一番高いことが下松市の風配図から読み取れます。“風と陽に開く家”はこの面に窓を設置し風通しの良い家としました。また、風をキャッチしやすい縦すべり窓の採用により、効率よく風が家の中を通り抜けます。
陽の光に関しては、この土地は方位に対して40°傾いており、ちょうどL字に欠けている部分が真南となります。よってこの部分には多く窓を設け、特に家族が一番長く過ごすLDKは3枚の掃き出し窓を設置し開放感のある空間としました。
土地の特性上、南北に長くなったLDKを均一に明るく照らせるよう長手方向に窓を計画し、かつ他の面は閉じることで暑さやまぶしさの原因と
なる西日は完全にシャットアウトすることができています。また、この3枚の掃き出し窓は日射取得型の窓を採用しており、冬の寒い時期はこの窓から入る陽の光で暖かく過ごすことができます。反対に夏場は太陽高度が高いため掃き出し窓の上部に奥行65㎝の庇を設置することで日差しを防ぎ、室内の温度が上がらないよう計画しています。
安心・安全で快適な住空間の実現
室内空間の温度の安定性は、住み手の健康やストレスに直結します。“風と陽に開く家”は「夏涼しく、冬暖かい」高気密・高断熱に裏付けされた、家族にとって快適で健康的な暮らしを実現します。
“風と陽に開く家”はUA値0.35W/㎡・Kと国の定める省エネ基準、2030年ZEH基準を大幅に上回り、更に高い水準であるHEAT20G2以上の高い断熱性能を備えています。
私たちアトリエアンデパールは、家族が快適に過ごすためには2021年4月より建物の省エネ性能について建築士からの説明が義務化されている、「2020年省エネルギー基準」相当の性能では不十分であると考え、HEAT20G2以上の断熱性能の家づくりをすすめています。
“風と陽に開く家”は前述の2020年省エネルギー基準を大幅に上回るHEAT20G2以上という高い断熱性能に加え、C値0.15㎠/㎡の気密性に非常に優れた住宅です。
計算値であるUA値がどれだけ優れていても、隙間の多い家では高い断熱性能を長期維持することはできません。アトリエアンデパールは全棟気密測定を実施し、実測により裏付けされた、確かな高気密高断熱菜住宅のお引渡しをお約束します。一年を通して家族の健康で快適な暮らしを実現します。
高気密高断熱で住宅性能の整った“風と陽に開く家”は、換気空調システム「涼暖」(全館空調)を採用し、24時間すべての部屋で換気と空調を同時に管理することで、より快適に暮らせるような空調デザインをしています。“風と陽に開く家”の冬場の室温は22℃前後、夏場は25℃前後と、少ないエネルギーですべての部屋において安定した温度環境を実現しています。このように部屋間の温度差がないため、家中どこにいても快適なことに加えて、冬季のヒートショックや夏季の熱中症による死亡リスクを回避します。
地震大国である日本では、近年でも大きな地震により住宅が損壊・倒壊する被害が見受けられます。大切な家族の命を守るためにも地震に対する住宅の安全性を確保することはより重要となっています。アトリエアンデパールでは、地震に対する安全性を確かめるいくつかの構造検討方法のうち、三次元立体解析を用いた許容応力度計算による緻密な構造検討を行っています。建物にかかる地震力を3Dシミュレーションすることで、実際に近いかたちでの安全性の検証を可能にします。アトリエアンデパールは複雑な構造の建物や、敷地の条件や要望に応じた自由度の
高いプランも確かな安全性を担保したまま実現します。
“風と陽に開く家”はこの三次元立体解析を用いた許容応力度計算による確かな安全性である「耐震等級3」を取得しており、家族が安心・安全・快適に暮らせる高品質な住宅です。
“風と陽に開く家”は、この家、この土地に住む家族が豊かに永く暮らしていけるようにという私たち作り手の想いをのせて完成しました。その想いを叶えるために欠かせなかったのが、快適な動線計画と高い住宅性能・長期耐久性です。“風と陽に開く家”は家族の安全と健康を守る住み家となり、資産としての住宅の価値も維持していきます。次の世代へ引き継いでいける高性能・高(好)デザインなモデルハウス“風と陽に開く家” をぜひこの機会にご体感ください。
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